こんにちは、こめめです。
元・米粉のパティシエで、米粉の魅力について発信しています。
今回は、アトピーや蕁麻疹、食物アレルギーなど、様々なアレルギーを体験してきた私の体験談をお話しします。
同じ症状で悩む方の励みになったり、もしかして自分もアレルギーなのかも?などの気づきがありますと幸いです。
アトピー
赤ちゃんの頃からアトピー体質で、幼い頃から皮膚科に通い、ステロイドを塗る毎日でした。
首や関節の曲がる部分など、局所的に引っ掻き傷ができるタイプでした。
当時の写真を見返しても常に引っ掻き傷があり、痒い痒いと泣いていたのを、今でも覚えています。
高校生に上がる頃には症状も比較的穏やかになりました。
人目を気にするようにもなり、なるべく掻かないよう気をつけられるようになり、特に顔には傷一つなく過ごすことができました。
しかし大人になり、ストレスを感じたり、食べたものに反応したりで、症状がひどくなったり治ったりを繰り返すようになりました。
大人になってからのアトピーは、特に顔を中心に出ることが多くなりました。
顔全体が真っ赤になり、皮膚の表面が1枚剥がれてしまったような感覚で、痒みが辛いのはさることながら、精神的に辛かったです。
とにかく人と顔を合わせたくない気持ちで、マスクをして下を向いて過ごしていました。
後に、これは仕事のストレスだと判明しました。というのも、仕事をやめた途端に綺麗に治ったからです。笑
皮膚の健康状態が、心の状態にも左右されるのだと気づいた瞬間でした。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
20歳頃になると、謎のアレルギー症状に悩まされるようになりました。
それは、体が温まると全身熱くなり、吐き気、蕁麻疹、顔の腫れ、激しい痒みに襲われるというものでした。
自転車を漕いだだけで、全身の熱さと吐き気、蕁麻疹が出たり
岩盤浴で汗をかいて温まったら、全身の蕁麻疹、さらには顔がパンパンに腫れ上がったり。(お店の人もビックリされて、保冷剤を持ってきてくださいました)
症状が治まった後でも、顔の腫れは1週間ほど引かないので、そんな時に外出したり人に会ったりするのが苦痛でした。
特に目の周りが腫れてしまうので、伊達メガネや眼帯でごまかすことも多々ありました。
これは一体何の症状だろうとネットで調べると、「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」というものが出てきました。
原因の食べ物を食べただけでは症状はないけれども、食べた後に運動をするとじんましんや呼吸困難などの重いアレルギー症状が出るのが食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis, FDEIA)です。
https://journal.syounika.jp/2021/03/29/fdeia/
ある特定のものを食べてから運動すると、症状が出るというものです。
恐らくこれだ、と思い病院へ行きましたが、特にこれといった治療法もなく、自分自身で気をつけるしかない状況でした。
お風呂に入る時は、シャワーのみで湯船に浸からないように気をつけていました。
それから数年経ち、このような症状に悩まされることはなくなりました。
どうして治ったのかは不明ですが、今では岩盤浴もお風呂も、自転車も、好きなだけ楽しんでいます。
食物アレルギー
赤ちゃんの頃は、お米と卵にアレルギーがあったと、最近になって母から聞かされました。
それでも記憶のある限りでは、食べ物を制限することなく過ごせていました。
大人の食物アレルギー
大人になり、ある時急に激しい腹痛に襲われました。
何時間も激しい腹痛に襲われ、床をころげ周り、痛みで吐き戻してしまうほどでした。
ちょうど妊娠していたので、陣痛かと思うほどでしたがまだまだ5〜6ヶ月の頃。
何度もこのような症状が出たので産婦人科で相談すると、整腸剤を処方されましたが、一向に治まることはありませんでした。
そこで、もしかしたら食べ物かも?と思い、食べたものを記録するようになりました。
そこで分かったのが、乳製品や豚肉、牛肉を食べた日に腹痛の症状が出る、ということでした。
他にも、アーモンドを食べた日は顔が真っ赤に炎症を起こすということも分かりました。
そうか、私はアレルギーだったのか。と気づいたと同時に、一体何を食べたらいいのだろう?と思い悩む日々でした。
とりあえずできることからと思い、まずはアレルギー検査を受けることにしました。
しかし食べ物に問題はないという結果が出ただけでした。
上のIgEという数値について
IgEは免疫グロブリンの一種です。身体のなかに入ってきたアレルギーの原因物質(アレルゲン)に対して働きかけ、身体を守る機能を持つ抗体です。IgE抗体は普通は血液中にとても少ないのですが、アレルギー体質の場合は血液中に大量のIgE抗体が存在するといわれています。
https://www.docknet.jp/article/check/814
成人の基準値が170以下であるのに対して、私は1739と10倍もあることが分かりました。
しかし、こんなに自分の中では因果関係がはっきりしているのに、食物アレルギーじゃないなんて…
と思い、調べてたどり着いたのが、「遅延型アレルギー」というものでした。
遅延型アレルギー
食べてすぐにアレルギー症状が出ない、数時間から数日後、数週間後に症状が出るアレルギーのことです。
『食物を摂取後、数時間から数週間後に症状が出現する食物アレルギーがあります。
頭痛、めまい、うつ、などの精神神経症状、肩こり、慢性疲労など一見関係のないような多彩な症状を起こします。
https://www.konishi-clinic.com/symptoms/food-allergy.html
このようなアレルギー反応は、遅延型アレルギー(3型アレルギー)と言われ、症状出現までの時間が長く、半日くらいから数日経ってから症状が現れることがあります。』
私の場合も、食べてすぐというよりは、夜寝る前くらいの時間に症状が出ることが多かったのです。
遅延型アレルギー検査は、保険適用外となるので3万円ほどの費用がかかります。
しかし、これではっきりするのならと思い、受けてみることにしました。
実際の検査結果です。
結果はやはり、私がアレルギー物質と予想していたものが検出されていました。
しかし、結果の数値と自分の体感には差があったのです。
例えば
牛乳では激しい腹痛を引き起こし、何時間も苦しむほどなのに結果は「低い」。
逆に小麦は問題ないと思っていたら、結果は「中程度」 。
数値はあくまでも目安であり、自分自身の体感を大切にするべきだと感じました。
現在の私
生まれた時から総じて、何らかのアレルギー症状に悩まされてきた私ですが、
幸いにもアナフィラキシーショックや命に関わるような症状にはならずに過ごしてきました。
以前は小麦製品やお肉も大好きで、欧米寄りの食生活が多かったのですが
今はお米と野菜、魚、果物を中心の食事に切り替えました。
また、たまには外食やスナック菓子なども楽しみつつ、
ストレスを溜め込まないこと、よく眠ることを意識して生活しています。
あまり落ち込まず、自分の無理のない範囲で楽しめるように工夫しながらアレルギーと付き合っていきたいと思います。
これを読んだ方の中で、何らかの症状に悩まされている方への手助けになりますと幸いです。
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