こんにちは、こめめです。
元・米粉のパティシエで、米粉の魅力について発信しています。
現代は、ネットで欲しいレシピが簡単に調べられ、とても便利ですよね。
しかし、米粉のレシピを調べていざ作ってみたものの、失敗してしまった!という経験はありませんか?
もう米粉は失敗するから作りたくないというあなたも、難しそうだから取りかかれないあなたも、「吸水率」について理解すれば大丈夫。
吸水率についての知識と、簡単に調べる方法を伝授します。
吸水率について
米粉には吸水率というものがあり、米粉を選ぶ際に非常に重要なポイントとなります。
米粉で失敗しないためにも、ぜひ吸水率について押さえましょう。
吸水率とは?
吸水率とは、米粉が水分を吸収する割合のことです。
米粉はメーカーや品種によって、吸水率が異なります。
米粉が水分をたくさん吸収すると、吸水率が高いということになります。
逆にあまり吸収しないと、吸水率は低いということになります。
では、吸水率は何に影響してくるのでしょうか。
吸水率とレシピとの関係
吸水率は、レシピの仕上がりに影響します。
例えば、製菓用や製パン用には吸水率が低いものが向いています。
きめ細かい生地に仕上げることができたり、パンが膨らみやすかったりするからです。
レシピ通りに作っても同じ仕上がりにならない時は、レシピに合っていない米粉を使っている可能性があります。
これが、米粉初心者さんが失敗する原因の1つなのです。
レシピに合った米粉を使うことが失敗しないコツなんですね。
ですので大抵の米粉レシピには、「〇〇のメーカーの米粉を使ってください」や、「吸水率の低い(or 高い)米粉を使ってください」などと指定がある場合が多いです。
そのレシピにあった米粉を使いましょう。
しかし、商品パッケージには吸水率についての記載がありません。
では、吸水率はどのように確認できるのでしょうか。
吸水率を調べる方法
吸水率について知る方法は、2つあります。
1. ネットで検索
2. 吸水実験
それぞれ解説していきます。
ネットで検索
商品ページのレビューを参考にしたり、米粉についての記事を調べたりすることで分かることもあります。
「米粉 吸水率」 などで調べると出てくるかと思います。
当ブログでも、おすすめ米粉についての記事で、商品名と吸水率を載せていますのでぜひ参考にしてください。
吸水実験
こちらは買ってきてから調べる方法になりますが、実験で手軽に調べることができます。
■用意するもの
米粉 10g程度
水 10g程度
スケール
スプーン
容器
■方法
米粉と同量の水を混ぜます。
今回は、下記2つの米粉について実験してみます。
左・・・共立食品「米の粉」
右・・・波里「お米の粉」
混ぜた結果は、このようになりました。
2つとも同じ分量の水を混ぜたはずなのに、生地の状態が全く異なりますね。
これが吸水率の違いなのです。
■結果
上記方法で混ぜた米粉生地が、どのような状態かで吸水率が分かります。
サラサラした液体状・・・・吸水率が低い
もったりした半固形状・・・吸水率が高い
よって、
共立食品「米の粉」・・・吸水率が低い
波里「お米の粉」・・・・吸水率が高い
ということになります。
ちなみに製菓用には吸水率が低いものがおすすめとなりますので、共立食品「米の粉」が向いています。
波里「お米の粉」はパッケージにもあるように、天ぷらに使用するとサクッとカリッと揚がり、非常に美味しく仕上がります。
とってもお手軽に調べられますので、ぜひ挑戦してみてください。
ちょっとした理科の実験のようで楽しいですよ。
いろんな米粉を用意して、お子様の夏休みの自由研究にもいいかもしれませんね。
まとめ
米粉はメーカーによって吸水率が異なり、レシピの仕上がりが左右されます。
吸水率についてパッケージには記載されていないので、ネットで情報を調べたり、実験で簡単に調べることができます。
レシピ指定の米粉を使ったり、吸水率が同じくらいのものを用意したり、レシピごとに最適な米粉を選ぶことを意識してみてください。
これであなたも失敗知らずです!
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